内容説明
剣豪・宮本武蔵を描いた吉川英治の戦前の小説は、戦後もなお大衆文学として愛読されてきた。人びとはその生きかたに何を求め続けてきたのか?小説『宮本武蔵』の魅力に迫り、そこに映し出される日本文化を読み解く。
目次
『宮本武蔵』の誕生
戦前・戦争直後の『宮本武蔵』
書き換えられた『宮本武蔵』
日本文化論としての『宮本武蔵』
現代の大学生が読んだ『宮本武蔵』
宮本武蔵の復活
著者等紹介
桜井良樹[サクライリョウジュ]
1957年、千葉県に生まれる。1981年、上智大学文学部史学科卒業。1988年、上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。博士(史学)。現在、麗沢大学教授
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