出版社内容情報
明治22年に発行した『頓知協会雑誌』に帝国憲法のパロディを掲載して不敬罪で入獄。以来大正から昭和にかけて『滑稽新聞』『スコブル』『赤』『面白半分』などの雑誌や『筆禍史』『猥褻廃語辞彙』などの単行本を次々と刊行して多くの筆禍をうける。晩年は明治期の新聞や雑誌を保存する明治新聞雑誌文庫の資料蒐集と整理に情熱を傾けた硬骨の軌跡。〈主な目次〉宮武外骨とは何者なのか/自由民権と『頓智協会雑誌』(『頓智協会雑誌』創刊/『頓智協会雑誌』をめぐる群像/「大日本頓智研法」発布/入獄が外骨にもたらしたもの)/『滑稽新聞』の闘い(石川島出獄後の外骨/『滑稽新聞』創刊へ/風俗壊乱で最初の筆禍/過激にして愛嬌ある闘いの日々/『滑稽新聞』のスタッフたち/『滑稽新聞』と大阪壮士倶楽部)/日刊新聞の創刊と失敗(浮世絵の世界へ/日刊新聞『不二』の失敗/第12回総選挙に立候補)/大正デモクラシーと外骨(普選要求運動の渦中へ/米騒動から民本主義へ/奇抜なアイディアの雑誌群)/廃姓外骨(差別の根元の姓を廃止/明治新聞雑誌文庫創設/やがて資料の宝庫に成長)/戦中の外骨(最後の出版活動/言論を封じられた操觚者/絵葉書の編集と魚釣りの日々)/あとがき
内容説明
明治22年に発行した『頓知協会雑誌』に帝国憲法のパロディを掲載して不敬罪で入獄。以来大正から昭和にかけて『滑稽新聞』などの雑誌で藩閥政府と対決。晩年は明治期の新聞雑誌の蒐集保存に情熱を傾けた硬骨の生涯。
目次
宮武外骨とは何者なのか
自由民権と『頓智協会雑誌』
『滑稽新聞』の闘い
日刊新聞の創刊と失敗
大正デモクラシーと外骨
廃姓外骨
戦中の外骨
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