出版社内容情報
紀元前 334年、アレクサンドロス大王は東方遠征に出発し、ペルシア帝国の首都ペルセポリスを占領、壮麗な王宮を焼き払った。だが、一見単純に見えるこの事件の背後には、大王の政治路線を左右する重大な事実が隠されていた。古典・考古資料から、王宮炎上事件の真相を探り、さまざまな伝説に彩られた、大王アレクサンドロスの実像を明らかにする。〈主な目次〉アレクサンドロス大王の虚像と実像/ペルセポリスの都(建設までの道のり/ペルセポリスの建設)/アレクサンドロスの到来(マケドニア軍の侵攻/都市部の占領と略奪/滞在中のアレクサンドロス)/王宮放火の真相 古典史料の検討(アレクサンドロスの歴史家たち/計画的放火の伝承/衝撃的放火の伝承/放火の時期)/埋もれた都から 考古学資料の検討(発見と発掘の歴史/火災の痕跡/略奪の痕跡)/放火の動機(政治宣言か復讐か/対ギリシア人アピール説/対ペルシア人懲罰説/アレクサンドロスの後悔)/伝承の形成過程(復讐物語の3点セット/暴君としてのアレクサンドロス像)/あとがきにかえて
内容説明
江戸留守居役は幕府・他藩との連絡・折衝、情報の収集に当る外交官である。その変遷をはじめ、情報媒体の種類・性格など、多彩な活動の実態を丹念に描き出し、近世武家社会の情報戦略に果した役割と歴史的意義を探る。
目次
江戸留守居役と留守居組合―その制度史(江戸留守居役とは何か;留守居組合とは何か)
江戸留守居役たちの情報交換方式(寄合;留守居廻状;留守居書状 ほか)
江戸留守居役・留守居組合の活動(先例・旧格の照会活動;一般的な情報収集活動;幕令の解釈と受容形態の決定)
江戸留守居役・留守居組合の歴史的意義
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