内容説明
近代女子教育の発展に尽力した日本女子大学の創立者。長州藩士の家に生まれ、幕末の動乱期から明治・大正にかけて生き抜いた生涯を追う。キリスト教と出会って女性観を変え伝道に力を尽くし、米国留学を経て女子高等教育に向かった。なぜ、男子の教育でなかったのか。あるべき社会を問い続けた教育実践と、世界平和を願った実像を浮き彫りにする。
目次
第1 生いたち
第2 キリスト教との出会い
第3 アメリカ留学
第4 女子高等教育機関の設立に向かって
第5 日本女子大学校における教育
第6 社会活動とその展開
第7 晩年の思想とその死
著者等紹介
中嶌邦[ナカジマクニ]
1929年生まれ。1948年日本女子大学校文科卒業。1952年東京文理科大学文学部卒業。日本女子大学助手、助教授、教授を経て1997年退職。現在、日本女子大学名誉教授
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