内容説明
中世と近世の連続性に重点をおいて、双方の研究者が共同で行ってきた研究会の成果。「権力の動向」「検地の特質」「荘園と村落」という三つのテーマで、中世から近世への移行期を地域に即した視座から総合的に論究する。
目次
1 権力の動向(守護権力の変質と戦国期社会;戦国大名今川氏の権力機構;戦国期越後国政治体制の基本構造 ほか)
2 検地の特質(徳川氏五カ国総検知の施行過程―新行説をめぐって;公家・寺社領と天正十三年検地;毛利氏惣国検地と周防国大滝村野執帳 ほか)
3 荘園と村落(室町・戦国期の大乗院領河口・坪江庄;遠江国羽鳥荘と連歌師宗長;戦国期二条家領加賀国井家庄について ほか)