内容説明
本書には日朝関係史の重要な史料である好太王碑、百済砂宅智積造寺碑に厳密な史料批判を加えた研究をはじめ、政治・思想・文化と史料に関する論考を網羅。今日、入手しにくいといわれている「甲斐の勇者」、東北大学での講義ノートをもとに書き下ろした「いわゆる慶雲の改革と墾田私有の許可」など17編を収録する。
目次
第1部 古代政治史の諸相(大化の改新をめぐる人びと;万葉歌人軍王と百済王子豊璋 ほか)
第2部 古代の政治と思想(日本古代史と神武天皇;大陸思想摂取 ほか)
第3部 古代の史料と文化(好太王碑;百済砂宅智積造寺碑について ほか)