京都大学経済学叢書<br> イギリス航空機産業と「帝国の終焉」―軍事産業基盤と英米生産提携

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京都大学経済学叢書
イギリス航空機産業と「帝国の終焉」―軍事産業基盤と英米生産提携

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  • サイズ A5判/ページ数 317p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641163614
  • NDC分類 538.09
  • Cコード C3033

目次

帝国の終焉とイギリスの「衰退」
第1部 帝国再建期のイギリス航空機産業(1943‐1956年)(戦後イギリス航空機産業と帝国再建(1943‐1956年)
アメリカ航空機産業のジェット化をめぐる米英機体・エンジン部門間生産提携の形成(1950‐1960年))
第2部 スエズ危機後における帝国再編策とイギリス航空機産業(1957‐1965年)(スエズ危機後におけるイギリス航空機産業合理化(1957‐1960年)
BOAC経営危機とフライ・ブリティッシュ政策の終焉(1963‐1966年)
イギリス主力軍用機開発中止をめぐる米英機体・エンジン間生産提携の形成(1965‐1966年))
第3部 帝国からの撤退期における国際共同開発先のアメリカかヨーロッパかの選択(1966‐1971年)(帝国からの撤退期におけるイギリス軍用機国際共同開発の特質―ブルーデン委員会を中心に(1965‐1969年)
ワイドボディ旅客機開発をめぐる米英航空機生産提携の展開(1967‐1969年)
ロウルズ‐スイス社・ロッキード社救済をめぐる米英関係(1970‐1971年))
イギリスの「新しい役割」
補論 核不拡散レジームと軍事産業基盤―1966年NATO危機をめぐる米英独核・軍事費交渉(1966年3月~1967年4月)

著者等紹介

坂出健[サカデタケシ]
1969年千葉県市川市生まれ。1992年京都大学経済学部卒業。1994年京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程中退。1995年富山大学経済学部助手。1997年富山大学経済学部講師。1998年京都大学大学院経済学研究科助教授。現在、京都大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hajimemasite

3
先日、深愛なる先輩と、イギリス帝国の終焉について、あそこまで財政が悪化しておきながら、よく完全に没落しなかったなと話していて、それのやはり一つの解は冷戦構造と、アメリカの支援にあったのだなぁと。事航空の分野に関しては、EUと米国のどちらかにすがるしかなくなり、諸事情によりアメリカに傾いたのが、良くも悪くも、イギリス航空産業の命運を決定し、今日のBAEにつづいているような、気にさせてくれる。2014/06/05

YS-56

3
英国航空機産業は、戦後航空の第1世代において、軍用ではミーティアとヴァンパイア、民間ではコメットとヴァイカウントで米国をリードしていました。しかし、それも米国の資金援助あっての事。米国が援助を停止した後は、大戦後の国力低下と相まって、急速に苦境に陥りました。それでも、現状を維持すべく、メーカーの統合等を行い、多くの開発計画を中止させ(蛇の目好きには悪名高いサンディス国防白書ですね。)ましたが、単独での航空機産業は維持できず、最後まで残そうとしたTSR2を諦めた時が、帝国を失った時になってしまいましたとさ。2010/10/11

ワッキー提督

1
航空機産業という独特の視角から、「大英帝国」の終焉過程を追跡した一冊。航空機産業という複合的かつ高価な分野において、徐々に超大国アメリカとイギリスとの間で比較優位の差が出来ていき、最終的に一部の部門に集約し超大国アメリカのグローバルな展開に組み込まれていくという過程は、帰納的にWW2後の「大英帝国」の有り様と繋げることが出来ると思われる。おわりにで著者が意識しているFSXや、現在のMRJなどの情勢を鑑みると、日本にとっても示唆的な一冊である。大学図書館にて。2016/12/21

Tenry

0
72016/01/25

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