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心理学とジェンダー―学習と研究のために

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641076686
  • NDC分類 143.1
  • Cコード C1011

出版社内容情報

【解説】
ジェンダーの視点を取り入れた心理学研究とはどのようなものなのか。家族関係,教育・学校生活,社会生活,臨床の4部構成の中から32のテーマを選び,先駆的な研究者が具体的に明らかにした,画期的な研究手引き書。

【目次】
ジェンダー・フリーを支援できるような,あるいは既存の理論,制度,常識の中のジェンダー・バイアスを的確に掘り起こすような,心理学の研究とはいかなるものであろうか。それを具体的な研究で示したのが本書のねらいである。本書の特徴は2つある,
1つは,ジェンダーの視点を取り入れた心理学研究とはいかなるものかを具体的な研究例で示した。4分野(家族関係,2教育・学校生活,3社会生活,4臨床・実践)の32編の優れた研究を選んだ。そして,それぞれの原著者にそれぞれの研究のエッセンスを要約的に紹介・解説していただいた。
2つは,心理学が取り組むべきさらなる課題を明らかにしたいと考え,隣接諸領域の研究者や識者10名から提言をいただいた。ジェンダー研究に関心をもつ学生,院生,研究者などの必読書である。

内容説明

ジェンダー・フリーを支援できるような、あるいは既存の理論、制度、常識の中のジェンダー・バイアスを的確に掘り起こすような、心理学の研究とはいかなるものであろうか。それを具体的な研究で示したのが本書である。本書はジェンダーの視点を取り入れた心理学研究とはいかなるものかを、家族関係、教育・学校生活、社会生活、臨床・実践の4分野の中から、32編の優れた研究を選んで、具体的な実証研究を通して明らかにしたわが国初の研究案内の手引き書である。ジェンダー研究に関心をもつ学生、大学院生、研究者の必読書。

目次

第1部 家族関係(母親の就労は子どもの問題行動をうむか―3歳児神話の検証;女性にとっての子どもの価値―なぜ少子化か ほか)
第2部 教育・学校生活(母性神話と乳幼児保育―血縁を超えた“社会的親”“心理的親”の重要性;2、3歳児の性別認識―保育現場での観察 ほか)
第3部 社会生活(ジェンダーの比較文化的研究―日本女性の特性はこの30年でどう変わったか;大学生のジェンダー認識―1970年代と1990年代の比較 ほか)
第4部 臨床・実践(子どもの心理治療に登場する父親と母親―両者が担う役割の比較;社会病理としての摂食障害―高校生をとりまく痩せ志向文化 ほか)

著者等紹介

柏木恵子[カシワギケイコ]
1960年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。現在、文京学院大学教授

高橋恵子[タカハシケイコ]
1968年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。現在、聖心女子大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まなまな

1
心理学研究の視点からさまざまなジェンダーの問題を紹介した本。女性研究者だけではなく男性研究者の研究やコラムも扱われており、内容も研究者も充実していた印象。心理臨床における家族の話が最後の方にあり、この中でも取り上げられている母性神話もそうだが日本において家族とジェンダーの関わりは深いなと気付かされた。2023/01/18

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