出版社内容情報
環境問題をめぐる社会紛争・問題解決過程において,また環境政策の変容や
新たな制度形成において,環境運動が果たしてきた社会的役割を分析する。
さらに国際的な文脈をふまえ運動の生成から発展・衰退に至る過程を規定している諸条件を考察する。
《主な目次》
第1章 環境運動と環境政策=長谷川公一
第2章 ジェンダーの視点で捉える環境問題――エコフェミニズムの立場から=萩原なつ子
第3章 住民自治と環境運動――日本の反原発運動を事例として=田窪祐子
第4章 環境運動の展開過程と制度化=森元孝
第5章 モラル・プロテストとしての環境運動――ダイオキシン問題に係わるある農家の自己アイデンティティ=成元哲
第6章 環境NPOとNPO段階の市民運動――日本における環境運動の現在=高田昭彦
第7章 国際環境NGOと国際環境協定=松本泰子
第8章 環境権の思想と運動――〈抵抗する環境権〉から〈参加と自治の環境権〉へ=関礼子
第9章 日本の環境政策と政策形成過程=賀来健輔
内容説明
環境社会学と社会運動論との接点を意識しつつ、環境運動が環境問題をめぐる社会紛争・問題解決過程、制度・政策の形成において果たしてきた社会的役割を明らかにする。さらに環境運動を主導する理念・価値、運動が直面する既存の制度や政治の壁など、日本における環境運動の展開過程を規定する諸条件を考察する。
目次
第1章 環境運動と環境政策
第2章 ジェンダーの視点で捉える環境問題―エコフェミニズムの立場から
第3章 住民自治と環境運動―日本の反原発運動を事例として
第4章 環境運動の展開過程と制度化
第5章 モラル・プロテストとしての環境運動―ダイオキシン問題に係わる農家の自己アイデンティティ
第6章 環境NPOとNPO段階の市民運動―日本における環境運動の現在
第7章 国際環境NGOと国際環境協定
第8章 環境権の思想と運動―“抵抗する環境権”から“参加と自治の環境権”へ
第9章 日本の環境政策と政策形成過程
著者等紹介
長谷川公一[ハセガワコウイチ]
1954年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東北大学大学院文学研究科教授
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