目次
古代から中世へ
近代法思想の形成
近代法思想の展開
近代から現代へ
二十世紀法思想の試練
現代法思想の展開
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃん
25
法思想史の概説書。ギリシアから現代法思想までコンパクトながらも網羅されているので、法思想の大きな流れを掴むには有用。とはいえ、とくに、ドイツ法思想や現代法思想は、抽象的な議論が多く、かなり歯ごたえがあった。もう少し他の本を当たってみて、また本書を読み直したら理解が深まるかもしれない。本書の中にたまに出てくる思想家の写真がなかなか興味深かった。2018/01/29
tieckP(ティークP)
8
協力者として挙がっている中山氏が同じ有斐閣から近年『法思想史』を出しているが、97年に2版が出た本書にも1冊目としての強みがあり、学者としての筆力を感じる章が多かった。初版が88年なのでマルクス主義の扱いが大きいのも本書を読む意義ではあり、同一筆者がケルゼンについて「彼の紋切り型の民主制論が反共イデオロギーの域を出ない」「マルクス主義批判は…かなり強引な形式論理的で公式的な論断もあり…」と批判しているのはノスタルジックでもある。ハート、ドゥオーキン、サンデル、ロールズまで載ってるので今を見る上でも役立つ。2020/06/24
えむ
2
法思想史の概説書。特に前半は非常に完結で、やや説明が足りないのではないかと思う箇所もあるが、全体的な法思想史の見取り図をつかむことができる1冊。2017/09/13
鷹司薫
1
3回目 2018/02/08
KJ
0
法・政治・経済など国家・自然権に対する哲学者の見識が時系列で示されている。法哲学の入門書。2009/05/06