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考古学研究法

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  • サイズ A5判/ページ数 169,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784639003656
  • NDC分類 202.5

出版社内容情報

昭和初頭に考古学における型式分類学的分類法を伝えて,わが国の考古学界を大きく旋回させた名著。 目次 考古学に於ける年代学的研究 「発見物」とは何ぞや 型式学的研究 型式学的組列 〔解説〕角田文衛

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mentyu

2
型式学を確立したモンテリウスによる解説書で、翻訳は浜田耕作による。型式学が進化論の強い影響下にあったことがよくわかる内容。欧州の資料は型式変化が頻繁なのに対して、オリエントの資料は変化が乏しく保守的な民族性が現れているとし「この相違が東方と欧州との民族全体としての進化に重大な意義を持ち、これに由ってその歴史とその対立的関係とを、今日なお決定的なものとしている」とまとめている点には、やがて遺伝的な選民思想を胚胎していく進化論万能の近代を感じる。それと、使い勝手から型式変化を読み解く斧の分析は大変面白かった。2019/08/08

マロソ

0
考古学において「型式学」を確立したことで知られるオスカー・モンテリウス。本著は『通論考古学』などを著し氏や外国の考古学の方法論を取り入れ日本考古学の基礎を築いた濱田耕作氏による訳により、その方法論と例示を解説している。各遺物・対象物毎に型式を設定し、層位学や痕跡器官(ルディメント)を頼りに推移を追う、別の形式との相互関係を比較するというやり方は、特に後半の留め金や斧など様々な遺物を実際に取り上げることでその正当性を高めている。用語についてはその後改めて整理されているが、現在でも主要な方法の1つである。2012/08/04

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