内容説明
イギリスが劇的転換をとげたサッチャーの時代つねに時代と向き合いながら、近代イギリスの政治社会と文化風土を問いつづけた著者の歴史研究の軌跡。戦後日本のイギリス近代史研究の水準を示す。
目次
1 総括的展望(テューダー王朝の社会史的背景;新しきイギリス革命像をもとめて ほか)
2 個別研究(エリザベス朝の長老派主義と分離主義;ピューリタン革命における「宗教上の独立派」 ほか)
3 史論(イギリス近代史における「実態的」概念と「整序的」概念;ジェントルマンの功罪 ほか)
4 史学史(ピューリタニズムにかんする最近の諸解釈;戦後日本におけるイギリス革命研究の歩み ほか)
著者等紹介
松浦高嶺[マツウラタカネ]
1923年生まれ。1948年、東京大学文学部卒業。立教大学・フェリス女学院大学名誉教授
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