内容説明
本書は、「源氏物語」の教科書として、伝定家筆本・伝明融筆臨模本・飛鳥井雅康筆本(平安博物館所蔵。通称「大島本」)等を底本とし、これを「源氏物語大成」校異篇所収の青表紙本とその他数種の青表紙本とによって校訂し、青表紙本の原型に近づけることを目標として本文を作ったものである。本巻の底本には、大島本(匂宮・紅梅・竹河・椎本・総角・宿木)、伝明融本(橋姫)と伝定家本(保坂潤治氏所蔵)(早蕨)とを用いた。
目次
42 匂宮
43 紅梅
44 竹河
45 橋姫
46 椎本
47 総角
48 早蕨
49 宿木