出版社内容情報
中国上代の思想・倫理・信仰・民俗
前漢の淮南王、劉安の編、現存21篇。学問・文学を愛し、賓客・学者と講論したものをまとめたもの。道家思想を基調とし、諸氏の説をも総合した論議は、天文・暦数・地理・習俗・神話・伝説・本草等にわたり、中国上代の思想・倫理・信仰・民俗に関する資料的価値は、きわめて高いといわれる。
目次
巻十五 兵略訓
巻十六 説山訓
巻十七 説林訓
巻十八 人間訓
巻十九 脩務訓
巻二十 泰族訓
巻二十一 要略
内容説明
本書は『淮南子』21巻を、三冊に分けて注釈を加えたものである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
荒野の狼
1
淮南子の全訳の全3巻のうちの下巻で、巻15兵略訓から21要略までを収録。上・中・下を通した61ページに及ぶ索引が巻末にあり、固有名詞・語句索引と関連文献索引(老子、荘子、呂氏春秋)が掲載。2ページのあとがきには、全三巻の完結に12年かかったこと、本書は共同執筆されたものに、著者の楠山春樹が校閲したものであることが書かれている。15兵略訓は孫子、孫びん兵法などからの引用が多い。16説山訓と17説林訓は内容上に差はなく、断片的な教訓などが数行づつ集まったもの。説山訓十五は「桐一葉」の由来となった文を含む。2015/11/29
多読多量連投が日課だった
1
えなんじと読む件。百科全書って事だがうーん。2018/04/01