出版社内容情報
須藤 功[ストウ イサオ]
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内容説明
旅を住処に全国をくまなく歩き、民衆の生活を記録しつづけた民俗学者・宮本常一の生涯と人間像をつたえる写真集。
目次
常一さァを育んだ島―周防大島(屋代島)の人々
希望と挫折の間で―郵便局員と教員時代
アチックの師友―渋沢敬三と学徒たち
出会う人みな先生―歩く見る聞く
農を育て島を思う―農業と離島の振興
たゆまぬ向学心―調査と講演
生活誌をつづる―執筆・放送・芸能
開け放たれた教授室―武蔵野美術大学
新たな旅の模索―日本観光文化研究所
旅人の留守を守る―島の家族・府中の家
著者等紹介
須藤功[ストウイサオ]
昭和13年(1938)、秋田県横手市生まれ。昭和41年(1966)から昭和55年(1980)まで、日本観光文化研究所において宮本常一の教えをうける。平成元年(1989)、日本地名研究所より第8回「風土研究賞」受賞。民俗学写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きいち
22
ほんま、宮本常一ってええ顔したはるなあ。民俗学者として聞き取りをしてる姿はもちろん、子どもの頃、坊主頭の小学校教師時代、農山村で時にしかりつけることまでしながら自主的な地域おこしを促した経世済民家の顔、武蔵美や観文研で若者を勇気づけ育てる姿・・かかわった人々から提供された写真と宮本家のアルバム、それに写真家である編者自身が撮影した写真をテーマごとに丁寧に編集した本。多面的で、そしてどんなに病気をしても苦境にあっても人生に常にYESと言い続けた宮本のあり方が伝わる写真たち。借りたけど、やっぱり欲しなるわあ。2014/07/11
かりんとー
8
顔が美しい。いつも笑顔で優しくて、それでいて真剣で…。 氏のお話を聞いてみたかった。2019/01/05
RYOyan
6
やっぱり、この人すごいっ!仕事はもちろんだけど生き方に惚れる。写真からそんな人柄が感じられて、ますます興味が湧いてきた。と、同時に自分の今の生き方を見直さなくてはいけないな・・・なんて反省したりもする。2014/12/16
tecchan
0
民俗学者宮本常一氏の活動を写真と本人の文章などでたどる。2022/04/06