出版社内容情報
中小都市の人口変数を150年にわたって描出。
内容説明
本書は、近世中規模都市、陸奥国安積郡郡山のミクロ・データを駆使し、人口増加とそれを支えた経済的環境を明らかにする。歴史人口学において、従来「都市対農村」という二分法で捉えられてきた「都市蟻地獄説」の近世都市史研究に重要な修正を迫る研究成果。
目次
第1部 人口(都市の歴史人口学;死亡;結婚;出生)
第2部 労働移動と世帯形成(移動;宿場町の労働市場;在郷町の有力者と家族戦略;同居家族形態の類型化とその周期的変化;在郷町の発展と人口)