出版社内容情報
援助者個人の視点にたって具体的に解説。
内容説明
本書は、地域レベルでの社会福祉援助に関する方法・技術をはじめて学ぶ人に対して、援助者の課題意識が膨らんでいくプロセスを考慮して構成されています。いいかえれば、利用者への直接対応と結びつけて、地域社会への介入を可能にするためのアウトラインを示しています。ここでいう地域社会には、利用者に関わる援助者、援助者の所属する施設や機関、利用者の在宅生活環境が含まれます。したがって、生活支援を行なう際には、個別援助との関連であなたの職場を理解し、そうした職場にボランティアとして参加する地域住民に対する認識を深めていくことが求められます。
目次
第1部 社会福祉援助活動の基本を学ぶ
第2部 組織に所属して活動することを学ぶ
第3部 地域社会の理解と住民組織化の方法を学ぶ
第4部 地域資源の開発と改善方法を学ぶ
第5部 アメリカ型の社会福祉専門職に学ぶ
第6部 援助者の具体的な活動に学ぶ
第7部 さらに学習を深めるために
著者等紹介
高橋幸三郎[タカハシコウザブロウ]
現在、東京家政学院大学人文学部人間福祉学科助教授(社会福祉士)。1952年、東京都保谷(現在の西東京)市生まれ。法政大学社会学部第2応用経済学科卒業、東北福祉大学大学院修士課程修了、明治学院大学大学院社会学・社会福祉学専攻博士後期課程満期退学。東京都保谷市役所、知的障害児施設、特別養護老人ホーム等数か所の施設勤務を経て、1998年より現職。現在は大田区と武蔵野市を主なフィールドとして、知的障害者の家族支援、障害者の在宅生活支援などの調査に取り組んでいます
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