出版社内容情報
【内容】
教育史研究はドイツにおいても、日本におけると同時に長きにわたって教育理念と教育制度史という二つの領域にかたよりを見せてきた。
本書の問題関心は、いうまでもなく中等教育史一般ではなく、ギムナジウムというドイツ・エリート中等教育の歴史にあり、「近代ドイツ=資格社会」というフレームワークのもとで、アビトゥーアとその授与機関=ギムナジウムの歴史的世界への教育社会史的アプローチを試みる。
【目次】
序 章 教育社会史への道と本書の問題領域
第1章 「ギムナジウム体制」の成立――アビトゥーアの論理
第2章 「ギムナジウム体制」の社会的文化的機能――「切断と統合」の論理
付論1 アビトゥーアと「死語の世界」
付論2「アビトゥーアの外界」=民衆学校
第3章 アビトゥーア後の世界(1)――将校への道
第4章 アビトゥーア後の世界(2)――大学教授への道
第5章 ギムナジウム体制」の動揺と再編――ワイマルから第三帝国へ
終 章 「アビトゥーアの大衆化」のバランスシート――戦後教育の問題水域
あとがき/付表・ドイツ中等学校制度史概観
内容説明
教育史研究はドイツにおいても、日本におけると同時に長きにわたって教育理念と教育制度史という二つの領域にかたよりを見せてきた。本書の問題関心は、いうまでもなく中等教育史一般ではなく、ギムナジウムというドイツ・エリート中等教育の歴史にあり、「近代ドイツ=資格社会」というフレームワークのもとで、アビトゥーアとその授与機関=ギムナジウムの歴史的世界への教育社会史的アプローチを試みる。
目次
序章 教育社会史への道と本書の問題領域
第1章 「ギムナジウム体制」の成立―アビトゥーアの論理
第2章 「ギムナジウム体制」の社会的文化的機能―「切断と統合」の論理
第3章 アビトゥーア後の世界(1)―将校への道
第4章 アビトゥーア後の世界(2)―大学教授への道
第5章 「ギムナジウム体制」の動揺と再編―ワイマルから第三帝国へ
終章 「アビトゥーアの大衆化」のバランスシート―戦後教育の問題水域
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中村禎史