出版社内容情報
【内容】
名望家主導から大衆民主主義へと進展する政治的激変を、政治構造の分析を焦点として緻密に跡づける。ナチス台頭に至るその前史を浮き彫りにした先駆的業績の待望の復刊。
【目次】
序 西欧民主主義の構造転換
第一章 名望家政治の先行期
第一節 社会経済的背景
第二節 ドイツ連邦と各邦の政治制度
第三節 プロイセン邦の政治体制
第四節 ブルジョアジーの政治的解放運動
第二章 名望家政治の構造
第一節 社会経済的背景
第二節 プロイセン邦の政治機構
第三節 名望家政治の展開
第四節 労働者層の政治的解放運動
第三章 大衆民衆主義的状況の醸成
第一節 社会経済的背景
第二節 ドイツ帝国憲法とその内容
第三節 労働者層の政治的解放の進展
第四節 他の社会層における政治化の諸相
第五節 大衆民衆主義的状況の諸局面
第六節 大衆民主主義化の限界
第四章 ヴァイマル大衆民主主義の開花と凋落
第一節 社会経済的背景
第二節 ヴァイマル憲法の制定
第三節 ヴァイマル大衆民主主義の出現
第四節 官僚と軍部
第五節 ヴァイマル大衆民衆主義の危機
第六節 反体制政党の抬頭
第七節 ヴァイマル大衆民衆主義の終焉
内容説明
十九世紀初頭からナチス政権獲得への過程は、ドイツ政治の一大構造転換の時期でもあった。名望家主導から大衆民主主義へと進展する政治的激変を緻密に跡づけ、ナチスの台頭に至るその前史を浮き彫りにする。
目次
第１章 名望家政治の先行期
第２章 名望家政治の構造
第３章 大衆民主主義的状況の醸成
第４章 ヴァイマル大衆民主主義の開花と凋落
