市場社会の検証―スミスからケインズまで

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市場社会の検証―スミスからケインズまで

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  • サイズ A5判/ページ数 322p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623023332
  • NDC分類 331.233
  • Cコード C3033

出版社内容情報

【内容】
「自由と統治」および「均衡と変動」という2つの問題軸からイギリスにおける経済思想・経済理論の変遷をたどるとともに,最近の研究動向をふまえて,市場社会のあり方を探究した共同研究。

【目次】
序章 市場社会の検証
――経済学史の視座から――
第1章 アダム・スミスにおける自由と統治
――功利主義と関連して――
1 国家の役割と功利主義
2 共感と効用
3 正義と治政
4 自由と統治
5 スミス国家論の全体像

第2章 ベンサムにおける功利と正義
――市場社会と経済学の前提――
1 二つのベンサム像
2 ベンサムの功利主義
3 ベンサムの正義論
4 ベンサムの現代性

第3章 リカードウ体系における均衡と変動
1 イギリス経済学における二つの思考
2 リカードウ体系の基本的構造
3 リカードウの実物体系モデル
4 リカードウ体系における貨幣
5 リカードウにおける均衡と不均衡:裁量とルール

第4章 マルサスの経済理論
――一般的供給過剰の理論を中心として――
1 マルサス独自の経済理論
2 マルサスの問題意識と一般的供給過剰の説明
3 主要な概念
4 マルサスの一般的供給過剰のモデル
5 ナポレオン戦後不況の分析
6 一般的供給過剰をめぐるマルサスとリカードウの相違点
7 経済学史上におけるマルサスの位置

第5章 資本認識をめぐるリカードウ後の論争とジョーンズ
1 リカードウ批判とジョーンズ
2 「リカードウ派社会主義者」と「経済学者」
3 ジョーンズの資本主義認識
4 ジョーンズの独自性とその位置

第6章 J.S.ミルの統治と経済
――人間性の把握と関連して――
1 1820年代以降の経済思想とJ.S.ミル
2 統治と人間性
3 経済学のサイエンスとアート
4 統治と経済――アートとしての経済学
5 自由功利主義と経済思想

第7章 プルートロジーとしてのマーシャル経済学
――組織・知識との関連で――
1 マーシャル評価の転換
2 プルートロジーの関心と需給均衡の論理
3 『産業経済学』から『原理』へ
4 組織・知識をめぐる正常と発展
5 マーシャル以後のケンブリッジ経済学

第8章 J.S.ニコルソンにおける自由貿易と保護と帝国
1 自由貿易と保護
2 歴史的方法
3 関税改革批判
4 自由貿易と帝国
5 自由貿易と保護の調和

第9章 ケンブリッジ学派における二つの流れとケインズ革命
――景気変動論を中心として――
1 二つの流れ
2 マーシャル的流れ
3 ヴィクセル的流れ
4 ケインズ革命
5 ケインズ革命のその後

内容説明

スミスからケインズに至るイギリスの経済学者は市場社会をどのようにとらえてきたのか―。本書は「自由と統治」および「均衡と変動」という二つの問題軸からイギリスにおける経済思想・経済理論の変遷をたどるとともに、最近の研究動向をふまえて、市場社会のあり方を探究した共同研究である。

目次

序章 市場社会の検証
第1章 アダム・スミスにおける自由と統治
第2章 ベンサムにおける功利と正義
第3章 リカードウ体系における均衡と変動
第4章 マルサスの経済理論
第5章 資本認識をめぐるリカードウ後の論争とジョーンズ
第6章 J.S.ミルの統治と経済
第7章 プルートロジーとしてのマーシャル経済学
第8章 J.S.ニコルソンにおける自由貿易と保護と帝国
第9章 ケンブリッジ学派における二つの流れとケインズ革命