社会経済思想の展開―経済学の思想的基盤

社会経済思想の展開―経済学の思想的基盤

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784623020263
  • NDC分類 331.2
  • Cコード C3033

出版社内容情報

【内容】
現代経済学のパラダイム危機克服のための思想史的反省から出発し,現代の経済社会認識を構成する諸原理の思想的根源を再検討し,これを通して現代経済学に総合的・歴史的パースペクティヴを与える。

【目次】
第1章 イギリス革命期の政治社会思想
1 イギリス革命の時代と社会
2 ホッブス――絶対主権による内乱の解決
3 ハリントン――土地所有のバランスに基づいた共和制
4 ロック――議会主権と王権のバランスによる統治

第2章 重商主義期の経済論争と経済社会像
1 時代とその課題
2 外国為替・貿易論争
3 囲込み論争
4 「富国・貧国」論争
5 経済社会像の相剋と深化

第3章 スコットランド啓蒙とスミス経済学
1 18世紀前中期のスコットランド
2 啓蒙の主題と展開
3 近代化の認識――市民社会成立史論
4 歴史認識の学としてのスミス経済学

第4章 近代国家と弁証法――ヘーゲルとマルクス
1 19世紀前半ヨーロッパとヘーゲル学派
2 若いヘーゲルにおける国家観の旋回
3 『法の哲学』における近代国家の弁証法的構成
4 マルクスの「ヘーゲル法哲学批判」
5 真の民主制と否定性の弁証法

第5章 マルクスの経済思想
1 マルクスの時代と課題
2 利潤率の傾向的低落の法則
3 マルクス価値論の特質
4 価値関係に基づいた再生産
5 マルクスの歴史認識

第6章 功利主義から新自由主義へ
1 新自由主義の課題
2 功利主義国家観の形成
3 功利主義国家観の反省
4 新自由主義国家論の登場

第7章 修正主義論争のドイツ資本主義
1 ドイツ修正主義論争の時代的背景
2 ドイツ修正主義論争の展開
3 修正主義論争から帝国主義論争へ
4 ファシズムと社会主義

第8章 ヴェブレンの社会経済思想――大衆消費社会の秩序構造と社会進化――
1 大衆消費社会の登場
2 顕示的消費
3 ワークマンシップ本能と浪費
4 慢性的不況
5 軍国主義と社会主義

第9章 後期社会主義とシステム論的社会認識――ハーバーマス、オッフェ、ルーマン――
1 現代経済社会の変容と「後期資本主義論」の課題
2 ハーバーマス社会理論の構想とシステム論的社会認識
3 危機管理システムの危機
4 正当化の危機から生活世界の「植民地化」へ
5 ハーバーマス対ルーマン――その現代的位相

目次

第1章 イギリス革命期の政治社会思想
第2章 重商主義期の経済論争と経済社会像
第3章 スコットランド啓蒙とスミス経済学
第4章 近代国家と弁証法―ヘーゲルとマルクス
第5章 マルクスの経済思想
第6章 功利主義から新自由主義へ
第7章 修正主義論争とドイツ資本主義
第8章 ヴェブレンの社会経済思想
第9章 後期資本主義とシステム論的社会認識―ハーバーマス、オッフェ、ルーマン