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フランクル・セレクション
神経症〈1〉その理論と治療

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622080046
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C1347

出版社内容情報

「心的なものと身体的なものが人間では一つの密接な統一体をなしている、ということは異論がない。しかしこの統一性は同一性とは同じでないし、また全体性とも同じではないということを見すごしてはならない。すなわち、心的なものと身体的なものとは人間では密接にたがいに結びついているとしても、両者には本質的に異なる存在のしかたがあり、両者に共通なものは、究極のところ同じ一つの存在のもつ様式であるということだけである。」(本文より)

フランクルの理論と実践が、最も体系的にまとめられ、かつ人間への温かいまなざしが感じられる著作。精神医学の枠を超えて、人文科学や社会科学へも示唆する拡がりを持つ。第一部「神経症論と心理療法」を所収。

フランクル・セレクション 全5巻

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Viktor Emil Frankl(V・E・フランクル)
1905年、ウィーンに生れる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴテラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月歿。著書『夜と霧』『死と愛』『時代精神の病理学』『精神医学的人間像』『識られざる神』『神経症』(以上、邦訳、みすず書房)『それでも人生にイエスと言う』『宿命を超えて、自己を超えて』『フランクル回想録』『<生きる意味>を求めて』『制約されざる人間』『意味への意志』(以上、邦訳、春秋社)。

訳者:
宮本忠雄(みやもと・ただお)
1930年埼玉県に生れる。1954年東京医科歯科大学医学部卒業。精神医学専攻。1973年から自治医科大学教授。1999年歿。著書『精神分裂病の世界』(紀伊國屋書店、1966)『人間的異常の考察』(筑摩書房、1970)『現代の異常と正常』『言語と妄想』(平凡社、1972、1974)『妄想研究とその周辺』(弘文堂、1982)。訳書 ビンスワンガー『現象学的人間学』(共訳、1967)メルロ=ポンティ『知覚の現象学』2(共訳、1974)テレンバッハ『味と雰囲気』(共訳、1980、以上みすず書房)ハンス・トリューブ『出会いによる精神療法』(共訳、金剛出版、1982)ラカン『パラノイア性精神病』(共訳、朝日出版社、1987)ほか。

小田 晋(おだ・すすむ)
1933年大阪に生れる。1963年東京医科歯科大学大学院修了。精神医学・犯罪学専攻。筑波大学教授を経て、2001年から帝塚山学院大学教授、国際医療福祉大学客員教授。社会経済生産性本部メンタルヘルス研究所長。著書『文化と精神医学』(金剛出版、1974)『社会病理診断』(中央公論社、1986)『日本の狂気誌』『東洋の狂気誌』(思索社、1988、1990)『狂気の構造』『現代人の精神病理』『精神変容のドラマ』『少年と犯罪』『宗教と犯罪』(以上青土社、1986、1990、1992、1997、2002、2002)編書『司法精神医学と精神鑑定』(医学書院、1997)訳書 シプコウエンスキー『医原症』(共訳、文光堂、1977)ほか。

内容説明

フランクルの理論と実践が最も体系的にまとめられ、かつ人間への善意に貫かれた、精神医学を超える拡がりを持つ書。第一部「神経症論と心理療法」を収める。

目次

第1部 神経症論と心理療法(神経症論の概要(課題としての神経症論;体系としての神経症論)
逆説的志向と反省除去(逆説的志向;反省除去))

著者等紹介

フランクル,V.E.[フランクル,V.E.][Frankl,Viktor Emil]
1905年、ウィーンに生れる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴテラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月歿

宮本忠雄[ミヤモトタダオ]
1930年埼玉県に生れる。1954年東京医科歯科大学医学部卒業。精神医学専攻。1973年から自治医科大学教授。1999年歿

小田晋[オダススム]
1933年大阪に生れる。1963年東京医科歯科大学大学院修了。精神医学・犯罪学専攻。筑波大学教授を経て、2001年から帝塚山学院大学教授、国際医療福祉大学客員教授。社会経済生産性本部メンタルヘルス研究所長
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感想・レビュー

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アマゾン光介

0
私は巻末の人名索引を利用して、フランクルのいろいろな哲学者に対する知見を愉しんだ。

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