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ナショナリズムの発展 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 115p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622072423
  • NDC分類 311.3
  • Cコード C1031

内容説明

ナショナリズムによる衝突は、なぜ起きるのか。二つの大戦を経験した、イギリスの外交官・歴史家が、ヨーロッパにおける歴史的・理論的背景を考える。新版。

目次

1 ナショナリズムの極点(第一期;第二期;第三期;極点;第四期は果してありうるか)
2 国際主義の展望(個人と国民;国際秩序における力;原則と目的;追記)

著者等紹介

カー,E.H.[カー,E.H.][Carr,Edward Hallett]
1892‐1982。イギリスの外交官、歴史学者、政治学者。1892年ロンドンに生れる。ケンブリッジ大学トリニティー・カレッジ卒業。1936年まで外務省勤務。1919年のヴェルサイユ平和会議に随行、その後ロシア問題や、国際連盟の担当となる。退官後、ウェールズ大学、オクスフォード大学、ケンブリッジ大学で政治学を講じる。第二次世界大戦中は『タイムズ』の論説を担当、また1948年には国際連合の「世界人権宣言」の起草委員長を務める

大窪愿二[オオクボゲンジ]
1915年秋田県に生れる。日本太平洋問題調査会の事務局を経て、1980年まで駐日カナダ大使館に勤務。1986年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中将(予備役)

2
それまでのナショナリズムの発展の経緯を3つの時期に区分して考察していた。国際法秩序を構成する主権国家と領民・国民の関係や経済体制との関連に重きを置いた記述は元外交官らしくも感じる。2022/10/21

ドウ

1
『ナショナリズム論の名著50』から。ソ連史家・国際政治学者として高名なカーによるナショナリズム論。近代ヨーロッパにおけるナショナリズム形成を3つの時期に区分して論じる。戦後の世界を見据えて1945年に発表された故か、国家間の対立は解消され、インターナショナリズム(本文では国際主義)がナショナリズムに取って代わると主張する。国家レベルでは国際社会の問題に対処できなくなる、という点は正鵠を得ている。2016/11/09

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