出版社内容情報
善とは、悪とは何か。神秘主義の可能性は? レジスタンス期に生きる意味を問うた思考の軌跡。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いやしの本棚
12
読み終えたと言えるかどうか。彼女の本を読むと、ほんとうに脳が疲れる。理解しようとするけどできない。でも好き。『重力と恩寵』は、ティボンによってきちんきちんと、きれいに編集されていて、ヴェイユってすごい人だったんだな…と思ったのだけど、『カイエ』のほうはほとんど編集されてない、まさにヴェイユが日々すごい勢いで書きつづっていたとおりの順番で読めるので、なんというか「ヴェイユ姉さん今日もかっとばしてるな~」という感じで(?)、書いてることはよく判らないながら、何となく励まされる。2016/09/12