図書館の評価を高める―顧客満足とサービス品質

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 225p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784621070857
  • NDC分類 015
  • Cコード C3000

内容説明

図書館経営にとって自館の評価は重要であり、従来から主に図書館活動のインプット(予算・設備・人材の投入量)や、アウトプット(資料収集・貸出などサービス産出量)のパフォーマンス測定が行われてきた。しかし、それらは図書館側からの経営評価ではあっても、顧客の側から、図書館(サービス)活動成果を査定するものではなく、顧客への効果を測るという点では、間接的な指標にすぎなかった。このような問題点に対処するために生まれた本書では、「顧客満足調査」や「サービス品質調査」を詳細に解説し、様々な館種の図書館に、自館のサービスを改めて見直す機会を与えている。

目次

第1章 顧客サービスの理解
第2章 サービス品質の理解
第3章 顧客満足の理解
第4章 サービス品質と顧客満足の改善
第5章 サービス・プランの策定と実行
第6章 満足のアセスメントと評価
第7章 調査実施とコンピュータ技術
第8章 調査結果の分析
第9章 成功するための課題

著者等紹介

ハーノン,ピーター[ハーノン,ピーター][Hernon,Peter]
米国東部ボストンのシモンズ・カレッジ図書館情報学研究科教授。研究法、図書館サービスの評価、政府情報を担当。1978年、インディアナ大学(ブルーミントン)でPh.D.を取得。現在、Journal of Academic Librarianship誌の編集長、Government Information Quarterly誌の発刊編集者、Library & Information Science Research誌の共同編集者を務めている。1999年のAssessing Service Quality(共著)は、ハイスミス図書館文献賞を受賞した

ウィットマン,ジョン・R.[ウィットマン,ジョンR.][Whitman,John R.]
マサチューセッツ州ウェルズリーにある調査会社、サーベイツールズ社の創設者・社長。また、ソフトウェアとインターネット出版のベンチャー企業を数社創設している。顧客満足の創造と測定を始めとするトピックでセミナーや研修会を展開。さまざまな館種・規模の図書館を始めとする民間部門や公的部門の企業や機関で数多くの満足調査や顧客調査を行っており、ソフトウェア製品を開発してきた。ハーバード大学教育学修士

永田治樹[ナガタハルキ]
図書館情報大学図書館情報学部教授。図書館情報センター経営論、社会システム論、大学図書館論などを担当。1968年、名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了。大学図書館等の勤務の後、1994年から図書館情報大学助教授、1998年から現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。