内容説明
八代将軍吉宗の治世に長崎で生まれ、江戸番の大通詞(通訳)として蘭学の紹介につとめ、杉田玄白や平賀源内などの師として、特に蘭方医学の受容と理解に多大の貢献をはたした吉雄幸左衛門の生涯を通して、江戸と長崎の蘭学界、当時の梅毒治療などの医薬事情を読む。
目次
第1章 生まれは長崎、育ちは通詞の名家
第2章 通詞の本務と二大加役
第3章 スウィーテン水をわがものとして
第4章 吉雄流家学の秘条と吉雄塾
第5章 オランダ座敷とオランダ正月に集う人びと
第6章 晩年の営み
八代将軍吉宗の治世に長崎で生まれ、江戸番の大通詞(通訳)として蘭学の紹介につとめ、杉田玄白や平賀源内などの師として、特に蘭方医学の受容と理解に多大の貢献をはたした吉雄幸左衛門の生涯を通して、江戸と長崎の蘭学界、当時の梅毒治療などの医薬事情を読む。
第1章 生まれは長崎、育ちは通詞の名家
第2章 通詞の本務と二大加役
第3章 スウィーテン水をわがものとして
第4章 吉雄流家学の秘条と吉雄塾
第5章 オランダ座敷とオランダ正月に集う人びと
第6章 晩年の営み