内容説明
的確な景気動向の判断が、今ほど深い関心をもって求められている時はない。時代の大きな変わり目にあって、景気動向の把握は、消費者・企業など国民全般にとって共通の関心事となっている。さらに、政府の経済政策策定の基本的前提としても、経済の現状評価は大きな重要性をもつ。正しい現状把握と見通しは、どのようにすれば可能であるのか。本書では、景気の見方について易しく解き明かすとともに、政府の景気判断の制度的問題点にまで踏みこんだ解説を行っている。
目次
第1章 日が暮れて「夜明け」を告げるオンドリ
第2章 景気動向指数(DI)と景気の基準日付
第3章 景気の見方
第4章 古典的景気循環の幕開け
第5章 経済見通しと政策対応
第6章 諸外国での景気指標の見方