内容説明
コンピュータネットワークシステムの大規模化・広域化が進むにつれて、その信頼性向上に対する社会的要請は高まる一方である。本書は、“冗長性”を利用し、故障(フォールト)や誤り(エラー)に強いコンピュータシステムを構築する技法であるフォールト・トレラント・コンピューティングに関して、その基本的な考え方である多数決方式、N‐バージョンプログラミングをはじめ、技術的なアプローチと最新の研究情報を提供するものである。
目次
1章 フォールトトレランスの考え方
2章 フォールトトレランス技法
3章 フォールトトレラントコンピュータ
4章 セルフチェッキング回路
5章 テスト容易化設計
6章 ネットワークとフォールトトレランス
7章 ソフトウェアの信頼性とフォールトトレランス
8章 安全性とフェールセーフ