内容説明
またもや昔がおもしろい。柔道、柔術、空手、合気道、相撲…最強の必殺技を追い求めた男たちの栄光と挫折。
目次
第1章 江戸の武術家―宮本武蔵田崎草雲の隠された一面を探る
第2章 講道館柔道の発展―近代武道への道を切り開いた講道館の青春
第3章 明治・大正・昭和の柔術家―時代の波に抗した男たち
第4章 相撲・合気道・空手・格闘家列伝―激動期を駆け抜けていった格闘家たち
第5章 日本武道、世界へ―武道とスポーツのはざまで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
16
図書館で借りる。タイトルは面白そうなのであるが、中身は断片的なエピソードなのと知らない人物が多く、個人的には消化不良である。それでも国井善弥などなかなか本として情報が少ない人も登場しており、興味深い部分もあった。この本ではやはり講道館の柔道について非常に詳しく書かれており、西郷四郎ら四天王や当時の他流試合(道場破りなど)を数多く実施していた歴史を知ることができる。そうして柔道を大きくしてきたのであろうが、同時に古流の技がなくなってしまったのが残念でもある。格闘技ではない武道の世界を残していってほしい。2021/02/15