正伝 野口英世

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620316154
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

会津の風土から生まれた世界的医学者。その生涯の真実の記録を、同郷の著者が等身大に描く。

目次

風土と血
暗い運命
転換
医学の道
田舎出
細菌学専攻
野望
若き獅子
世界的進出
光と影
病原体の狩人
ああ飯盛山
余韻

著者等紹介

北篤[キタアツシ]
1926年福島県会津生まれ。早稲田大学文学部国文科卒。国際ペンクラブ会員。日本文芸家協会員。『花愁』(木耳社)で、文芸評論家荒正人氏推賞。『松平容保』(新人物往来社)他九冊が米国議会図書館選定蔵書
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

48
子供の頃、図書室に必ずあり、気になってたけれど、興味がなく読んだことがない野口英世の伝記。ふと思い立ち、探して、本書を読了。感動しました。生前の野口英世は自分の伝記を読んで「あんな完璧な人間がいるものか」と苦笑していたエピソードが謙虚で好きです。子供の頃の火傷を乗り越えてとにかく努力の人という感動する偉人でした。自分も忍耐で頑張ろうと思えます、2016/11/24

16
左手の怪我がなければ…しっかりとした教育を受けていたら…失恋していなければ…野口英世は幸運と不運とが実に効果的に混じり合って生まれた。「天才なんて、あるものか」他人の3倍、5倍も頑張る者こそ、天才なのだ。「志得ざれば、再びこの地を踏まず」を会津を出ると医師試験を1年で合格してしまう。私生活には問題はあったようだが、全てを忘れ圧倒的努力は凄まじい。米渡航費を前日に使い切ってしまったという豪快エピソードも。成功者には「人に恵まれる」能力も必要だと感じた。戦争さえなければノーベル賞受賞もしていただろう。2022/08/20

mochi

1
野口英世の不眠不休の努力には息を飲むほど。とにかく超人的で一日3時間睡眠でものすごい数の業績。いくら好奇心旺盛でも、情熱があってもここまでできる人ってなかなかいないと思う。そこには常に使命感と負けず嫌い精神があった。そして忘れてはならないのが謙虚さ。海外で活躍しても決して驕れることはなかった。いつもよりも五千円札の英世さんの顔を意識するようになった。2013/10/16

hata2

0
事情があって読んだのであまり期待していなかったが、思ったよりも面白い。単純に良く知られたエピソードを羅列してだけと思いきや、毀誉褒貶が激しそうな人物像もあわせて描いている。マイナスのエピソードが出てくると、著者がフォローにまわる様もおかしい。2013/08/14

hiraku-m

0
眠らない研究者、モーレツな仕事ぶり、恩人には礼を尽くす、という印象。勉強ぶりは他人の作り出したイメージの部分も多いだろうけど、モチベーションを維持するのに思い出したいところ。2012/05/11

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