出版社内容情報
「人類の生命」をテーマに，古代から現代に至るまでの生物や生命についての思索や理解，たとえばダーウィン，ラマルク，リンネ，メンデルなどの研究者のさまざまな仮説，理論，学説を取り上げ，通史的に辿りながら説明している。さらに今後，生物学や関連分野を学ぶ際に役立つ基本的な考え方と基礎知識を解説，後半では日本における生物学研究史，現代の先端医療技術や自然保護問題などにも言及。生物を専門的に学ぶ前の基礎知識の習得に最適な書。
１．アリストテレスの生物学と近代の生物学
２．近代科学成立時の生物学
３．リンネの分類学
４．ラマルクとダーウィン
５．発生現象の探求
６．１９世紀の生物学１－ダーウィン進化論とその後
７．１９世紀の生物学２－社会ダーウィニズム
８．１９世紀の生物学３－メンデルと遺伝の法則の発見
９．２０世紀初頭前後の生物学１－メンデル以降の遺伝研究
１０．２０世紀初頭前後の生物学２－細胞説、発酵論争、免疫学、微生物学、生態学の成立
１１．２０世紀初頭前後の生物学３－実験研究の確立
１２．日本の生物学１－古代から幕末まで
１３．日本の生物学２－明治以降
１４．２０世紀後半の生物学ー分子生物学の成立からバイオテクノロジーへ
１５．現代の生物学－生物学の多様な拡がりと将来の方向
