日本の物語絵本
四谷怪談

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  • サイズ A4判/ページ数 41p/高さ 25X27cm
  • 商品コード 9784591087695
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

播州塩冶家の浪人、民谷伊右衛門は、生活の苦しさや、女房岩があかんぼうのせわもままならないことなどにはらをたて、すさんだ暮らしをしていた。そんな伊右衛門をさえ、岩は、ひたすら信じたよっていたのだが…。

著者等紹介

さねとうあきら[サネトウアキラ]
1935年、東京に生まれる。早稲田大学在学中に創作戯曲『ふりむくなペドロ』で厚生大臣賞受賞。創作児童文学に『地べたっこさま』(日本児童文学者協会新人賞)『ジャンボコッコの伝記』(小学館文学賞)『東京石器人戦争』(サンケイ児童出版文化賞)、絵本に『信太の狐』他

岡田嘉夫[オカダヨシオ]
兵庫県生まれ。あでやかな色づかいと繊細な線で、挿し絵、装画など幅広く活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pino

82
おお、絵本で「四谷怪談」が読めるとは。気になっていたが、話の筋は知らなかった。以前、ケーブルTVで映画をやっていたので観た。でも、駄目だった。ちょうど、自分のパニック障害が酷い時だったので、お岩さんがはれ上がった顔を鏡で覗く場面で、リタイヤ。ヒュー・ドンドンドンの音に合わせて、自分の心臓も、激しく鼓動し始め、生きた心地がしなかった。また、サーズの流行が連日、報道されてた頃で、大袈裟だが、毎日が、生きるか死ぬかの恐怖の連続だった。で、やっと念願かなって物語を楽しめた。わぁ「四谷怪談」体験談になってしまった。2012/08/23

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

55
江戸の雑司ヶ谷四ツ谷町に民谷伊右衛門という浪人が住んでいました。しかし身分は武士でも暮らしは苦しく、傘はり仕事で食いつなぐ毎日。おまけに最近男の子を産んだばかりの妻・岩は未だに布団からでられず・・。読友さんからご紹介いただいた絵本です♪話の内容自体は映画や小説などですでに知っていましたが、絵本ならではの妖しい魅力に満ち溢れた一冊でした。特に残虐なシーンの絵が描かれていた訳ではないのに、絵に圧倒されて目が離せませんでした。この日本の物語絵本シリーズ他にも何冊かあるので追いかけてみたいです!★★★★2012/11/22

yomineko@猫と共に生きる

52
鶴屋南北作の有名な怪談。分かり易い文章と、美しい装飾が施された絵で語られている。余りにも惨く悲しいお話だが、妙に惹きつけられる。2024/04/14

KEI

37
読友さんのレビューに惹かれて図書館本。岡田嘉夫さんの絵が見事で歌舞伎を観ているよう気持ちにさせられた。 お岩さんの怖い顔は描かれておらず、怖さはこの本から感じられなかった。 6歳の孫娘には言葉違いなど解説をしなければ理解出来なかったので、小学校高学年向きかなと感じました。2017/09/05

syota

35
アクアさんに勧めていただいた本。今まで名前しか知らなかったけれど、こういうストーリーだったのか!うん、これは十分怖い。しかし伊右衛門はどうみても自業自得。お岩さん、もっとやれ~^^; 忠臣蔵との関連も、もともと歌舞伎の脚本として書かれたことも初めて知った。岡田嘉夫さんのイラストは相変わらず見ごたえがあるけれど、この話はやはりお岩の顔を描いて欲しかった気がする。そういえば『妹背山婦女庭訓』でも、空中を飛び回る蘇我入鹿の首は描いてなかった。グロテスクなものは描かない、という信念なのだろう。2018/02/23

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