内容説明
近代論と社会理論との関連、現代社会学の基礎を築いたデュルケームとM.ウェーバーの2大巨匠、社会学の古典の遺産を独得の視座から「集大成」したタルコット・パーソンズ、現在も活躍中のハーバーマスとギデンズの社会理論についての考察。
目次
第1部 近代社会理論の背景:予備的考察(「近代」の展開と社会理論の方法論的諸類型;近代論にとって「社会主義の実験」とは何であったのか?)
第2部 中期近代未熟期の社会理論(デュルケームの社会理論と近代論;M.ウェーバーの社会理論の特質と近代論)
第3部 中期近代成熟期の社会理論(パーソンズ社会理論の形成と展開;近代社会と人間形成:フロイトとパーソンズ;パーソンズの社会変動論と近代論)
第4部 後期近代の社会理論(ハーバーマス「コミュニケーション的行為」理論の射程;ポストモダン論の台頭とモダン/ポストモダン論争;ギデンズ社会理論と近代論)