叢書・ウニベルシタス
人間の将来とバイオエシックス

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  • サイズ B6判/ページ数 135,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588008023
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C1310

出版社内容情報

生命科学,とくに遺伝子技術の発展と優生学的思考の広がりを哲学はどう考えるか。人間の将来と生命倫理を鋭く問い,共通基盤としての理性道徳と人権の倫理を追求。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えむ

1
現代ドイツを代表する思想家による生命倫理に関する論説。ハーバーマスの著作としては比較的読みやすく感じた。生命と科学の関係に関する哲学的な議論の導入としても読めるのではないだろうか。2017/03/27

中澤武

1
バイオテクノロジーの発展は、人間の生体組織への介入可能性を広げつつあり、新たなタイプの介入を可能にしている〔遺伝子操作など〕。このような発展により、人間の生まれつき(自然性、人間性)と、人間が自分自身に与える身体的装置との境界が不明瞭になってきた。こうして、われわれ人間にとては、身体的基盤の深層にまで及ぶ新たな自己関係の領域が開かれる。この新たな領域に対してどのように対処するべきか。その答えは人間の自己理解にかかっている。2015/02/21

遠山太郎

0
人間の尊厳。2013/02/25

ロウ

0
遺伝子の改変はそれがたとえ親であっても、第三者がしてはならない。その行為は、当該の人物を自分の選好を実現するための単なる手段とみなし、その主体性、人格性の否定であり、つまり人間の尊厳を冒しているからである…。ということでいいのかな2011/07/10

森桜樹

0
命の価値を神や自然に依拠することなしに説得的に論証することはできるのか。生命倫理上の極限的議論です。2010/10/12

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