出版社内容情報
カイヨワ,フーコー,コクトー,アラゴンなどの同時代の文学者,哲学者,科学者たちとの出会いと交遊をめぐる回想を通じて自らの歩みと時代の肖像を描く自伝的遺作。
内容説明
同時代の文学者、哲学者、科学者たちとの出会いと交遊をめぐる回想を通じて自らの歩みをたしかめる自伝的交友録。作家の秘められた内奥を垣間みせる遺作。
目次
家の守護神 フィリップ・エリヤ
石たちの倖せ ロジェ・カイヨワ
ザンクト=パウリの夜 ミシェル・フーコー
闇の友愛 ジャン・コクトー
鏡 ルイ・アラゴン
淀んだ水の秘密 ジャン・ロスタン
亡霊 ルイ・パストゥール
著者等紹介
ガスカール,ピエール[ガスカール,ピエール][Gascar,Pierre]
1916年生まれのフランスの作家。戦後、新聞記者をしながら小説の筆をとり、第二次大戦中のナチス強制収容所での体験をもとに小説、戯曲、エッセー、歴史評伝、紀行などを次々と発表し、旺盛な創作活動をつづける。1953年、小説『死者の時』でゴンクール賞を、『けものたち』で批評家賞を受賞。1997年死去
佐藤和生[サトウカズオ]
1934年生まれ。京都大学文学部仏文科博士課程修了。同志社大学名誉教授
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