叢書・ウニベルシタス
“教育”の社会学理論―象徴統制、“教育”の言説、アイデンティティ

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  • サイズ B6判/ページ数 384,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588006944
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C1337

出版社内容情報

〈教育〉(ペダゴジー)というものの存在と営みを社会学的に解き明かし,明らかに行き詰まっている現代教育を分析し展望するための理論用具と着想とを明確に提示。

内容説明

“教育”(ペダゴジー)というものの存在と営みについて、その歴史的社会的性格の社会学的な解明を目指したバーンスティン理論の集大成。明らかに行き詰まっている日本教育を分析するための理論用具と着想とを与えてくれる。

目次

第1部 “教育”の社会学理論をめざして(“教育”コードとその実践における諸様態;“教育”装置;知識の“教育”化―再文脈化過程の探求;三科と四科についての諸考察―知者からの知識の分離)
第2部 理論に照らした実証/実証に照らした理論(コード理論とその実証研究;実証研究と記述の言語)
第3部 批判と応答(社会言語学―個人的見解;エドワーズと言語コード論―エドワーズの回答を含む;言説、知識の構造、そして場―恣意的ないくつかの考察;コード理論とその位置づけ―ある誤解のケース)

著者等紹介

バーンスティン,バジル[Bernstein,Basil]
1924年生まれ。LSE(ロンドン大学経済学院)に学び、1962年博士号を取得。1963年ロンドン大学教育研究院の教育社会学シニア・レクチャラーに就任、1967年同教授、1979年には初代のカール・マンハイム記念講座教授に就任した。現在は同研究院の名誉教授。社会における階級関係が、いかに言葉による社会統制の様式や学校教育における伝達・獲得を規定し、また逆にいかに後者が前者の再生産に寄与しているかという問題についての研究で世界的に知られた社会学者。『〈教育〉の社会学理論』の他に、『言語社会化論』(明治図書)、『教育伝達の社会学』(同)が邦訳されている。2000年9月24日死去

山崎鎮親[ヤマザキヤスチカ]
1962年生まれ、東京大学大学院博士課程修了、教育学専攻。東京都立大学非常勤講師。共著書に『豊かさの底辺に生きる』(青木書店)、『講座学校』第6巻「学校文化という磁場」(柏書房)

小沢浩明[オザワヒロアキ]
1965年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。教育社会学専攻。中京大学社会学部助教授。著書に『ブルデューを読む』(共著、状況出版)、近刊、訳書にブルデュー『遺産相続者たち』(共訳、藤原書店)
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