出版社内容情報
歴史学,社会学,精神分析,言語学,哲学等々にわたる広汎な知見を綜合して,読むという活動の未知の可能性をさぐる。読書を遊びの視点から考察した実践的読書論。
内容説明
ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』、カイヨワ『遊びと人間』を出発点として、読書を遊びの視点から考察した実践的読書論。歴史学、社会学、精神分析、言語学、哲学等々にわたる広汎な知見を綜合して、読むという活動の未知の可能性をさぐる。
目次
第1章 遊びとその機能
第2章 読もうとする欲求―あるいは主体
第3章 幻想―あるいは二者の間
第4章 他者性の顔―あるいは対象
第5章 文学的な遊びと遊びの弁証法
第6章 文学を読む
第7章 誰が文学で遊んでいるのか
著者等紹介
内藤雅文[ナイトウマサフミ]
1952年生、筑波大学大学院文芸言語研究科各国文学専攻博士課程修了。フランス文学専攻(マルセル・プルーストの研究)。現在、千葉大学・武蔵大学非常勤講師。訳書:R.ヤーコブソン他『詩の記号学のために』(共訳)
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