叢書・ウニベルシタス<br> 地位と羞恥―社会的不平等の象徴的再生産

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叢書・ウニベルシタス
地位と羞恥―社会的不平等の象徴的再生産

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  • サイズ B6判/ページ数 371,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588006340
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C1336

出版社内容情報

日常生活の中で羞恥はどのように成立し,恥ずかしめという行為は地位闘争の中でどのような戦略になるか。現代における羞恥感情の原因.意味.機能を社会学的に分析。

内容説明

羞恥は日常生活の中でどのように成立し、恥ずかしめという行為は地位闘争の中でどのような戦略になるか。現代における羞恥感情の原因・意味・機能を社会学的に分析。

目次

序論―社会にある、感情という権力
まなざしと可視性―サルトルとフーコー、羞恥社会学への社会理論的な方向づけ
恥と罪―人間学と文化論による分析
儀礼的な死、降格、恥さらし―社会的羞恥の歴史的形態
羞恥社会学の発展段階(ゲオルク・ジンメル、『社会的感情』と羞恥の分析;ノルベルト・エリアス、恥の文明化論)
羞恥と困惑
劣等―集合的な地位から欠損した個性へ
自律という理想と羞恥という支配―リチャード・セネットに関する補論
地位と羞恥―羞恥と恥ずかしめの社会的機能性について
ライフスタイルという場・羞恥という権力
結論―道徳と階級の彼岸?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろゆき

2
社会的不平等の再生産、労働者と資本家の関係の再生産において、羞恥といった内心に関わるものが果たす役割に興味があるので読む。羞恥は他者への私の関係が反映され、他者による認知のなかで羞恥は存在する。そして社会的不平等を固定、正当化しついには認可するような不平等の日常的道徳でもあるとする。貧しいものほど、羞恥は濃い。サービスを財貨の交換で受けるときの居心地の悪さ。流通するモデルたちと自らの肉体の違い(太っているなど)に恥じ入り、不潔と思われることに怯えたり。恥じ入ることで、社会が再生産されるメカニズム。2013/03/03

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