出版社内容情報
カフカ,デーブリーン,ブレヒト,ブロッホ等を論じ,作家と作品の背後に世界と時間を失った時代の状況を読み取りつつ,人間にとってリアリティとはなにかを問う。
内容説明
カフカ、デーブリーン、ブレヒト、ブロッホ、グロッス等を論じ、これらの作家の「偽瞞のメカニズムとのたたかい」に世界を失った人間の現実と「負の存在論的なもの」を読み取り、真のリアリティをもとめて根源的主題の転回をはかる。
目次
序論
デーブリーン論
カフカ論
ブレヒト論
ハートフィールド論
ブロッホ論
グロッス論