出版社内容情報
マキャヴェリ,サドからトックヴィル,オーウェル,ラシュディにいたる異色の作家.思想家を対象に,その文体に照らしてエクリール(書くこと)の意味を追求する。
内容説明
マキャヴェリ、サド、ギゾーからトックヴィル、オーウェル、ラシュディに至る異色の作家・思想家を対象に、その文体に照らしてエクリール(書くこと)とは何かを追求し、「政治的なるもの」のパースペクティヴにおいて、イデオロギー終焉後の政治思想の復権をめざす。
目次
あいだに置かれた肉体―ジョージ・オーウェルの『一九八四年』
ヒューマニズムと反ヒューマニズム―サルマン・ラシュデイ讃
トックヴィル―民主主義と書き方
サド―閨房と都市国家
ギゾー―論争的自由主義
マキァヴェリと実際的真実
共和主義の淵源
教育と権威―人文主義的教育
人類の観念と世界平和の企て
新しい宗教としての革命
レオ・ストラウスに関する三つの覚え書
ピエール・クラストルとの対話
哲学者とは?
現在に関する考察