出版社内容情報
世紀末に生まれ,今世紀の半ばに自ら命を断ったベンヤミン??その挫折の生涯と特異な思想を,同時代人たちとの関わりにおいて語り,20世紀とは何かを問い直す。
内容説明
20世紀を生き抜いた時代の証人・マイヤーが、晩年の〈希望のメッセージ〉にいたるベンヤミンの生涯と思想を語り、20世紀とは何かを問いなおす。
目次
1900年前後のベルリンの幼年時代
1892年生まれ
生涯の歩みをめぐる推察
自由な青春と自由な学校
ドイツの古典主義とロマン主義
ホフマンスタールとブレヒトと左翼メランコリー
文芸批評
ディーク、クール・ヒーク?
人工楽園
社会研究所とコレージュ・ド・ソシオロジー
歴史の天使
希望は過ぎ去りしもののうちに
ヴァルター・ベンヤミン追悼
追悼のあとがき