叢書・ウニベルシタス
ベルリンからエルサレムへ―青春の思い出

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  • サイズ B6判/ページ数 202,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588003431
  • NDC分類 199
  • Cコード C1310

出版社内容情報

家系と幼年時代,両親兄弟との生活,シオニズム運動の動向,暗雲のベルリン風景,畏友ベンヤミンらドイツユダヤ知識人との交流等を率直かつアイロニカルに描く。

内容説明

家系と幼年時代、両親や兄弟との生活、シオニズム運動の動向、暗雲立ち込めるベルリン風景、畏友ベンヤミンを始めドイツ・ユダヤ知識人たちとの交流…。〈確固たる信念の道しるべに照らされた〉道程を率直かつアイロニカルに描き出したユダヤ学研究の第一人者ショーレムの青春回想録(1897‐1925年)。

目次

家系と幼年時代
ユダヤ人の環境
ユダヤ人の目覚め
ベルリン大学生
パンシオーン・シュトルック
イェーナ
ベルン
ミュンヒェン
もう一度ベルリンとフランクフルト
エルサレム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

6
イスラエル主義を掲げ領土拡大を目指すベギンらクリードが政権掌握した1977年、80歳の著者は1920年代のシオニズム運動の熱狂を回顧しつつ、イスラエルの現状に「聖約」(宗教心)の崩壊を見る。ナチスのユダヤ人虐殺によって副次的な課題とされた国家建設の理念が前景化する以前、ユダヤ人が自らの精神文化的な拠り所を問うことがシオニズムの課題だった。M・ブーバーが支持されるこの時期、著者は、ユダヤ人の「連続と変革の弁証法」という世俗生活でのテーマの中に、すでに政治的原理主義の契機が潜んでいたのではないか、と自問する。2021/09/08

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