出版社内容情報
ディアスポラ・ユダヤ人の中に連綿として生き続けてきたユダヤ的魂の核の内発的系譜をつなぎ結び民族の生命力の伝統を再生させたカバラー学及びユダヤ学研究原論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マウリツィウス
12
【古代ユダヤ教再帰論集成】マックス・ヴェーバー以降の古代(Ancient)ユダヤ教論を再現記録とした古典主義批判論が幕を開ける。よってタナッハにおける旧約聖書技法を再解読に求められるのだろう。古典古代ユダヤ教中間期報告文書を明晰に記述したショーレムを再評価に検討することはBHS定本を記録内から除去する意味ではなく、英国における古典主義記録を再形成する論点に再現していくことが可能だろうか。ゲルショム・ショーレムの功績論は再認識提出に至るまで十分に伴うものとも呼べるのかもしれない。古代ユダヤ教理論集成を再帰。2014/01/28
Bevel
2
ショーレムは、本当に尊敬する学者。「知とは何か」と考えたときに、まっさきに彼のことを思い浮かべる。途中、二度ほど泣いてしまって、ページを捲る手が止まった。2009/12/20
