内容説明
なぜ権力をもたない天皇家が、現代にいたるまで続いているのか。壬申の乱に、新皇将門の謀反。幕府に屈服した承久の乱。超大国元の襲来に、足利三代将軍義満の野望、皇位奪取。戦国乱世、天下人・信長は天皇を超えようとしたのか。時を経て押し寄せる、黒船にマッカーサー…度重なる外圧。時の権力との争いを見事にすり抜けしたたかに存続する、その謎に迫る。さらに、皇位継承をめぐる皇室の未来像にも触れ、「女系天皇容認」の理由を歴史から読み解いてゆく。
目次
序章 天皇の誕生
第1章 女帝の季節
第2章 反逆の時代
第3章 対立の構図
第4章 法皇の闘い
第5章 執拗な外敵
第6章 完璧な簒奪計画
第7章 天皇超えの秘策
第8章 キリシタンの陰謀
第9章 せまりくる欧米
第10章 命運を握る男
終章 昭和天皇のご英断
著者等紹介
三宅孝太郎[ミヤケコウタロウ]
1937年生まれ。作家。早稲田大学文学部卒。84年、『夕映え河岸』で第64回オール讀物新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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