門田博光の本塁打一閃―ホームランに魅せられた男

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784583039282
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

内容説明

1メートル70センチという短身で、大男のライバルたちとの打ち合いに負けずにホームランを打ち続けるにはどうしたらいいのか、人より長いバットを握り、昼となく夜となく振って振って振りぬいて、人が打てない“鉛の球”を相手にホームランを打つことにこだわり続けた、打者生活23年。「ひたすら」にこだわった男のきらり輝く野球人生。

目次

復活・子どもたちとの約束―第二のホームラン人生へ
アキレス腱断裂―入院‐絶望の淵から
野球との出合い―少年時代‐高校時代
クラレ岡山→南海入りまで
南海入りから三番打者へ
「ヒット」と「ホームラン」の間
野村監督、歯医者、左投手、体
投手たちとの戦い
門田流バッティングのディテール
11年目で、ついにホームラン40本の大台に
月間ホームラン記録と44ホーマー
Bクラス・チームの悲哀と北海道
40歳プロ野球記録更新と「さらば南海」
ブーマー、福岡、野茂との最後の打席

著者等紹介

門田博光[カドタヒロミツ]
1948年2月26日生まれ。外野手・指名打者、左投げ左打ち。1970年、天理高―クラレ岡山からドラフト2位で南海に入団。翌年三番に抜擢され、この年打率.300、31本塁打、120打点を記録して打点王を獲得。79年2月の大方キャンプ中に右足アキレス腱を断裂する大ケガに見舞われたが、翌年には41本塁打を打って見事に復活をとげた。40歳となった88年には初めて全試合に出場、打率.311、44本塁打、125打点で2冠を獲得し、史上最年長のMVPに選ばれた。89年、オリックスに移籍。91年には福岡ダイエーに移り、92年現役を引退した。実働23年。通算成績は2571試合、8868打数2566安打、1678打点、567本塁打(歴代3位)打率.289。本塁打王3回、打点王2回、最高出塁率3回。88年、最優秀選手、正力賞。2006年野球殿堂入り(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みなみ

8
故・野村監督の南海時代のドキュメンタリーをみて色々検索していたらこの本を見つけた。隣の区の図書館にあるということで取り寄せ。南海ホークスの門田博光の著作。想像していたよりも遥かに打撃技術を語り尽くす、密度の濃い一冊だった。門田のアキレス腱断裂は記憶しているが、他にも身体の様々なところに故障を抱えてプレーしていたという。やはりプロ野球選手は肉体を酷使している。打撃理論以外では、万年Bクラスでプレーしてモチベを保つことの難しさに触れている。低迷期の横浜からホークスに移籍した内川を思い起こす。2021/12/07

v&b

1
本としては重複あるだろう。幻の60本への執念、なかなか人を好きにならないという、寡言濃厚な感じ。2018/06/01

石田 正直

0
古き良きパ・リーグの個性的な選手の一人、ほんとの野球バカというとプロの中のプロ、感動しました2015/06/24

imagawa_natsumi

0
非常に面白かった。とことん個人の精技を磨くことにこだわった職人の矜持がうかがえる。読むだけで南海が大阪にあったころの風が吹いてくるようでした。

あだちん

0
野村さんの監督時代に若手だった選手としてよく出てくる。ホームランへのこだわりが強くて振り回すことをやめないために、王選手に説得させた話は有名であるが、門田選手側の視点だとすこし言い分が違う。小さな体で本塁打を打つには最初から狙う必要があり、打つためには振り回さないと駄目である。まさしく、環境が考えの違いとしてきている。 人間が何かを成すにはこだわることが必須であるのを痛感したが、一流からやり方のアドバイスをされても突っぱねることは容易ではないだろう。2012/11/18

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