内容説明
アメリカ野球文学の最高傑作!ブルックリン・ドジャースとともに成長した敏腕コラムニスト、ロジャー・カーン。その彼が自分と愛するチームとのかかわり合いの歴史を綴った本書は、刊行と同時に全米ベストセラーとなり、その後も長期間、読み継がれてきた、まさに古典的名著。
目次
第1章 エベッツ・フィールドを通るトローリー・カー(旅の始まり;スティック・ボールの頃;物憂い春の思い出;揺れる家族とドジャース;「夏の若者たち」と出会う)
第2章 無知の儀式(コピー・ボーイからの階段;リッキー社長とロビンソン;1952年―担当記者一年目;新聞記者であること)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hotspur
2
必要があって読む。原著 "The Boys of Summer" の前半だけの抄訳。ハイライトは1952年と53年のブルックリン・ドジャース(ロジャー・カーンは『ヘラルド・トリビューン』紙のドジャース番記者だった)だが、実際には、カーンの生まれ育った家庭や、ジャッキー・ロビンソンに象徴される球界の内外での人種差別に対する問題意識など、描かれるトピックは多岐に亘る。しかし原著に対する評を見ると、この本が評価される要因は実は後半にあり、後半が邦訳されなかったのが惜しまれる。2020/08/08
まろーん
0
50年代前半のドジャースの話。2014/10/01