感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
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1934年初出。印字が濃く滲む。一昔前の本という印象。「古い日本は死んで去ってしまった、そして、その代わりに若い日本の世の中になった」(14頁下段)。昭和から平成になったような印象なのか? 読みたい項目だけでも拾い読みできる構成。隠居してからは、自由に楽隠居で好きな楽しみや研究に耽る(6頁)。これをしないで生涯現役の人もいる。欧州人は日本家屋を住みにくいとしている(33頁)。彼らは隙間風とかが許せないようだ(34頁)。今は高機密高断熱というが。日本美術は線の自由自在、なだらかさ、力強さに優れる(50頁)。2014/01/15