内容説明
大正から昭和前期の小説家・料理研究家本山荻舟が、日本の食文化史にかかわることすべてを網羅し、体系化することを目的に書き下ろした事典形式の大著。料理、食材、祭礼行事、人名など約六〇〇〇項目にわたり解説。荻舟翁のゆたかな趣味生活を反映し、随筆的興趣もあわせもつ、実用と趣味の読み物両面に通ずる書。
著者等紹介
本山荻舟[モトヤマテキシュウ]
1881年、岡山県生まれ。小説家、料理研究家。報知新聞、読売新聞などの記者として劇評や料理記事を担当。1919年、小説『名人畸人』、続けて『近世数奇伝』を発表。一躍脚光を浴び、大衆小説における史伝物・剣客物作家の先駆けとなる。1929年に自ら小料理屋「つたや」を開き、晩年は料理研究家としても活躍。多数の飲食に関する著書をなした。1958年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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