内容説明
日本のデザインの泉。カラー686点の文様。
目次
植物の文様
動物の文様
風景・天象の文様
文芸の文様、器物の文様
幾何学の文様、割付の文様
吉祥の文様
その他の文様
著者等紹介
長崎巌[ナガサキイワオ]
東京芸術大学大学院美術研究科博士課程修了。東京国立博物館染織室長を経て、共立女子大学教授。染織、服飾、意匠、文様、色彩文化史など、日本の服飾文化史を多面的に研究。数多くの染織・服飾美術展の企画展示も手がける
弓岡勝美[ユミオカカツミ]
1970年初頭から大正・昭和の着物の意匠に着眼し、数多くコレクションするとともに、髪型・着付けも含めた着物のコーディネーターとして長年活躍。現在はアンティークきものの店「壱の蔵」を経営しながら、古裂を使った押し絵や細工作品を制作、指導も行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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mocha
101
『下鴨アンティーク』の参考資料として。雲文と霞文の違いが知りたかったのだけど、作中に出てきた「紅葉賀」も載っていて感激。日本の意匠の素晴らしさに改めて誇らしい気持ちになる。季節の植物や吉祥文様だけでなく、動物や玩具、文学など様々な文様にうっとり。大正や昭和初期の洋風なデザインも楽しい。眺めていると着物が着たくなる。2017/12/20
ヒロミ
46
着物の文様を描く参考に再読。花の文様など図案化された意匠でも職人さんの植物の構造に対する基礎がしっかりしていることが伺い知れて、見惚れてしまいます。着物はやはり世界に誇れる日本の文化です。2017/02/21
ヒロミ
39
目の保養になりました。花鳥風月を凝縮した文様の数々がゴージャスでした。流水文様が好きです。弓岡勝美コレクションにハズレなし!2015/11/15
Mijas
33
きものの文様が植物・動物・風景・文芸・幾何学・吉祥などに分類され、それぞれ美しいカラー写真が掲載されている。文様についてのわかりやすい解説もつけられているので、画集のような見応えである。季節に合わせてどのような文様のきものを着ようかと思いを巡らせたり、美しいものを眺めたくなってパラパラとページめくってみたり、手元に置いて楽しんでいる。日本の風景、季節、謡曲や和歌などの文学が写し取られる文様世界。奈良時代の唐風の文様、平安時代の文様の和風化、文様の変遷から日本の文化の有り様も見え、奥の深さを感じる。2016/01/17
おはなし会 芽ぶっく
6
『授業で役立つブックトーク』 https://bookmeter.com/books/5540025 より備忘録。【美術 テーマ 日本の文化に親しもう】オチケン!→仏果を得ず→あやつられ文楽鑑賞→うごく浮世絵!?→待ってる橘屋草子→定本 和の色事典→素晴らしい装束の世界→きもの文様図鑑→切り紙 もんきりあそび→サンカクノ二ホン2020/08/07