STANDARD BOOKS<br> 今和次郎―思い出の品の整理学

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今和次郎―思い出の品の整理学

  • 今 和次郎【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582531732
  • NDC分類 380.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

考現学は未来を考える立場だ──。ジャンパーを着て日本中を歩き回り、民家、服装、都市文化、世相など現代風俗研究に前人未到の足跡を遺した第一人者が綴る生活者の視線。栞執筆=村上慧(美術家、『家をせおって歩く』著者)

(目次)
鈍才先生
  *
考現学とは何か
ユニホーム以前のこと
「考現学」が破門のもと
下宿住み学生持物調べ(2)
物品交換所調べ
  *
民家の旅
雪国の民家
物干竿
子ども部屋不要論
カマド道楽
室内というものの現実
景色買い
  *
郊外・街路・書斎
早稲田村繁昌記
風俗は動く
うつりかわり
学ぶ態度と教える技術
人づくりの哲学
ジャンパーを着て四〇年
坑内帽
結婚披露の会での演説

内容説明

考現学は未来を考える立場だ―民家、服装、都市、世相…「生活の学問」の始祖が観た日常。

目次

鈍才先生
考現学とは何か
ユニホーム以前のこと
「考現学」が破門のもと
下宿住み学生持物調べ(2)
物品交換所調べ
民家の旅
雪国の民家
南部の町家
物干竿
カマド道楽
子ども部屋不要論
室内というものの現実
思い出の品の整理学
景色買い
郊外・街路・書斎
早稲田村繁盛記
風俗は動く
うつりかわり
学ぶ態度と教える技術
人づくりの哲学
ジャンパーを着て四〇年
坑内帽
結婚披露の会での演説

著者等紹介

今和次郎[コンワジロウ]
1888~1973。明治21(1888)年7月10日、青森県弘前市百石町に誕生。東奥義塾中学校卒業後、一家で上京。明治45(1912)年、東京美術学校図按科を卒業。早稲田大学に開設されて一年目の建築学科の助手となり、佐藤功一に師事する。大正4(1915)年には同大の助教授となる。大正11(1922)年に初の著書『日本の民家』を刊行。大正14(1925)年には「新しくつくられていく東京はどういう歩み方をするものかを継続的に記録する」ために、銀座の風俗調査を行う。「考現学」の名を初めて使ったのは、昭和2(1927)年。早稲田大学をはじめ、日本女子大学、文化女子短期大学、工学院大学などで教鞭をとった。その領域は建築から家政学、生活学までと広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きいち

30
路上観察学にハマったとき(必死にトマソン探してました)に知った著者。バラック装飾社の活動はすごいカッコイイと思ったし、気が狂ったような観察記録も楽しかったが、その文章をまとめて読むのは初めて。大正末期から高度成長期まで50年にわたって、表現や観察の姿勢から日常まで広く集めている。◇柳田国男の弟子でありつつ離れて独自の世界を作っているのは宮本常一と同じだが、この人はよりモノへの執着が凄い。集めて位置づけて整理して…。どんなモノに対しても意味づけできる力はどの文章からも感じられて、何だかやはりとても楽しい。2019/11/28

ジャズクラ本

12
○今和次郎氏について何の知見もないが、本書を読む限りとても気さくな方のように見受けられた。考現学という民俗学の一カテゴリーを立ち上げられた方の様だが、親しみやすい文章で肩肘はらずに読むことができた。身なりは冠婚葬祭から高松宮や米国大使との会談にいたるまで一貫してジャンパーにズックという出で立ちで通されたとある。晩年(1967年)に出席された結婚式で、「50年後には結婚式も私のようなスタイルになる」と予言されているが、どうもまだそうはなっていないようである。否、最近の人前婚はこれにあたるのかな。。うーん。。2019/10/24

Sakurai Daisuke

4
考現学という学問を通して世間を観察すると日常も面白いものなのではないかと思えてくる。 今の時代から当時を見てみると考現学で調べられたことが時代を読みとく資料として、現代においてもはっきりと再現されていく素晴らしさを感じた。 考現学を発案した今和次郎に感謝したい2019/12/09

夏みかん

3
学者さんとしては珍しく目線が低いというか身近に感じられる方だったんだろうなと思った。街中の身近なモノに心惹かれる人だし、その心も街中の普通の人と共にあったんじゃないかな。常にジャンパーにズックというのは逆に徹底しすぎてて頑固さを感じたけどね。残念ながら結婚式や葬式にジャンパー姿は今でも厳しいなあ。。2019/11/28

たね

2
考現学は初めて触れる学問だった。現代の風俗や世相研究にたいして取っている態度や方法、その仕事全般を考現学と定義していたが、社会学など色々な学問に繋がりそうだと思った。銀座の街角のスカートの長さや、深川の貧民窟での観察、雪国の民家のスケッチなど色々な場所の風俗の記録はただただ面白かった。「早稲田村繁昌記」は今の早稲田ができるまでの記録で、改めてその歴史の上で学んできたんだなと感じた。「家のなかというものは、普段着だ。」ということばが印象的。2023/01/11

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